近接覚は,身体の表面から近い距離にある物体の情報を取得する,人にはない感覚です.このような感覚を実現する近接覚センサをロボットに装着すると,例えば物体と接触する前から動作を開始し,激しい衝突を防ぐことが可能になります.当研究室では,ロボットの表面を被覆しつつ高速に応答する近接覚センサの開発と,近接覚センサを利用する制御手法の開発をどちらも行うことで,柔らかく接触するロボットの実現や,ロボットの正確さの向上などを目指しています.